もし人生に酸っぱいレモンを与えられたら
If life gives you lemon, makes lemonade
これは有名な英語の名言ですが、その昔、アメリカ生活を
終えて帰国した友人が、この言葉のカードを私に送ってくれました。
障害児を抱えて無我夢中だった私のことを
思って、多くを語らずただ一言この言葉をくれたのでした。
じわりじわりと心に残り、
この言葉に励まされてきました
その後も人生で”レモン”を与えられる度に
この言葉を思い出して励まされています。
「もし運命があなたの人生にすっぱいレモンを与えたなら
それで、レモネードを作ろう。」
直訳するとそういう意味ですが
レモンは、苦く、酸っぱいからそのままでは食べるのが辛すぎる。
けれども、砂糖や蜂蜜、水や炭酸水をバランス良く加えると、美味しいレモネードが作れる
つまり
運命がどんなに辛い悲劇や絶望を与えたとしても
その出来事を活用して工夫すれば、最高のものができる。
だから、絶望しても、諦める事はなく、
その与えられたことを価値あるものに変えていけたら、最高の人生になる
ということになります。
人生はいつも良い材料に恵まれるわけでなく、時には条件の悪いものも与えられるもの。
どんなものが与えられるのかや、そのタイミングは
自分ではどうしても選べなかったりするものです。
苦くすっぱいものばかりで辛い。
ということだってあってしまうかもしれません。
けれど、よくない条件、過酷な条件のものであっても
工夫次第で唯一無二な最高のものにしていけるのです。
痛みなく、傷もなく
思い描いた通りの、口当たりのいい
キレイな人生を歩むのも
それも、またよしかもだけど、
でも、過酷なことに直面して傷ついたとしても
それを受け容れて、だったらどうする?と
切り替えてチャレンジしていく。
その積み重ねが
人を大きく、豊かにしていくのだと思うのです。
私にとって
障害児を与えられた事は
最高に苦く、酸っぱく、かじると痛いレモンだったけれど
その酸っぱすぎるレモンを元に
たくさんの出会いや、体験や、励ましがあって
それが上質な砂糖や蜂蜜、水になっていました。
それを試行錯誤しながら調合していったら最高のレモネードが出来上がっていた感じです。
障害児育児で悩んでいる方も
また、それ以外でも何かに直面して辛い思いをしている方も
その出来事は、世界一美味しい、最高のレモネードの元なのかもしれません。
最高のレモネード。なんだかハッピーな響きですよね⭐︎