障害のある子と親の笑顔を集めた写真展

障害のある子と親の笑顔を集めた写真展

昨日9/23まで 
東京、銀座で開催されていた
写真家、葛谷舞子さんの写真展

Life 〜笑顔のカケラ〜
に行ってきました

落ち着いた木の香りと
穏やかな空気が包んでくれる
横浜、日吉のPhotostudio-Home

以前ラジオで
このスタジオのフォトグラファーである
葛谷舞子さんのことを知り

数ヶ月前に障害のある娘と一緒に
撮影をしていただきました。

本当に幸せな時間をいただけたことが
とても嬉しく、
今回の写真展を楽しみにしていました。

葛谷舞子さんは
学生時代に出生前診断で子供が
ダウン症とわかると
中絶する人が多いという記事を読み
疑問を持ったのだそうです

葛谷さんご自身は
子供の頃からダウン症の
お友達がいつもそばにいたことから

『障害への不安や無関心は無知からくる。
写真を通して知ってもらい、
生まれてくる命を増やしたい。』

そう思われ、
その後障害者施設を自ら訪ね
ダウン症の子がいるご家族の撮影を続けて
写真がコンテストで入賞。

それから約20年
障害のある子を持つ家族の写真を撮り続けて
いるのだそうです

今回の写真展にあたっての
インタビューで葛谷さんは

「障害者は不幸だと
感じる人はぜひ見てほしい」

そして

「子供の障害がわかった時、
親が不幸と感じてから
幸せと感じる現在に至るまでの
心境の変化を感じとってほしい」

と語っています。

写真展では
『30組の親子の
「笑顔・命のきらめき」を集めました。』
とあり

各親子の写真の横には親が書いた、

⚫︎子供の障害がわかった時の気持ち
⚫︎今の気持ち

ということが添えられていました。

障害がわかったときは
人生終わったと思えたという
絶望の気持ちから
今は、障害児を育てたことで
本当に豊かな人生になったという
気持ちの変化が
見て取れるようになっていました。

写真のたくさんの笑顔と共に
その言葉の数々を見ていて、

私自身の障害児育児の経験と重なり

あまりにも、
共感しすぎたのと

改めて
障害児育児で得た
幸せのことを噛みしめて
終始感動していました。

本当に曇りのない
魂にまっすぐ届く
親子の笑顔たち

それってなんでなんだろうと
帰り道、とても幸せな気持ちで
ずっと考えていました。

でも、それって
私も娘の笑顔から同じような
感覚を毎日受け取ってるな。

なんてことも感じて
喜びいっぱいの気持ちで帰ってきました。

”普通じゃない”ことが
与えられてしまった時、
生きるのも辛いほどの
衝撃を受けて
数年真っ暗だったけど
色々な葛藤を経てみたら

普通でなきゃいけないことの囚われは、
実は、本物を生きてなかったんだ
と気づいていくのですね

そしたら

ありのままを生きるという
真の幸せを掴んで生きることが
始まるのです。

写真展で見た親子の
本当に曇りのない
魂に届く笑顔は

そんな

真の幸せを掴んで溢れる
笑顔たち。
だから、輝いていて
魂にまっすぐ届くのだと思うのです

持って生まれたものにフタをせず
否定することなく

そのままを生きる
生かす

自然である

人が永遠に追い求める幸せ、

誰もが、本当は一番欲しがっている幸せは
そういうことだと、
昨日また確信しました。

何かを
所有することでもなく
地位とか、名誉とかでもなく

本物の幸せはそれ!!
と、頷きながら嬉しくなりました

障害児(者)は向き合うものに
そんな幸せの原点を教えてくれるのです。

そのために生まれたのです。

それは、
30年、障害児(者)を
育てて向き合ってきた私から
はっきり自信を持って
お伝えできることです

そして

それぞれが
それぞれの
持って生まれたものを尊重し
発揮しあい
分かち合って
創る世界。

誰もが
世界を創造する
一員として
そのままを誇り
輝いていけますように!

と心底願い
その世界の実現のために
私にできることを
していこうと思っています。

今、障害児育児で悩んでいる方や
人との違いで悩んでいる方は

ぜひとも
その違いを誇ってほしいのです。

その”障害”
そのコンプレックスは

いつの日か
必ずあなたに幸せを運んでくれるはずです

そう!

昨日の写真展での感想の中に

まだお子様が小学生の障害児をお持ちの
お母様から

「この障害のある子を育てられた
親御さんの笑顔、
またそのお子様の笑顔を見ていたら
輝く将来が待っているんだと
希望が持てました。」

とありました。

ステキな希望で胸が熱くなりました。

そんな希望をお伝えできる
写真を撮り続けている葛谷さんの活動を
心から尊敬し感謝します

私も

障害のある娘を育てて30年ですが
そこで得た、本当の幸せをお伝えし
それが、今悩む方の希望に繋がれば
嬉しいな、と思います

幸せすぎる一日でした。